ねおじおんの気まぐれ日記

備忘録や連絡帳を兼ねた、社畜が気まぐれに更新していく日記です

PLの罠

なんか催促されてるので更新しましょうwww

 

さて、今回は聞きなれない方もいるかも知れませんが、PLという点を書いてみたいと思います。

貸借対照表とも言いますね

ここでは、今まで自分が経験してきた職場での用語や意味合いで書いていきます。

会社によって異なる点もあるかとは思いますがご容赦ください。

 

あまり知らない方向けにざっくりというと、会社や店舗といった営業所の収入・支出の金額を表にしたものとなります。

 

会社によっては現場に公表しなかったり、店長職以上にしか公開しなかったり様々ですが、見る事が出来る方は毎月見ていくと勉強にもなるし数字にも興味が出てくると思いますのでお試しくださいな

 

今回はタイトル通りの罠となったお話です

 

先述したように、収支表となるのでその店舗などの経営状況が良く分かる物ではありますが、それぞれの会社のシステム次第で罠が潜んでいるのです。

当時は1店舗を管理はしていましたが、会社の組織図としては副店長の役職だったために自分には公開されなかったですし、まだまだ経験が浅かったのでそのようなものの存在自体知りませんでした。

そんな中、とある店舗にいた時に年二回のボーナス査定にかかわる直属の上司との面談での事でした。

上司はPLを基にし、通常時の勤務態度やスキル等を合わせ評価しフィードバックをするのですが、

「何もやってないよね」

と言われました。

言われたときはこころの中で「は?」と思いましたが、利益の所だけ見せられ前任者の時と昨対共に改善出来ていないとの事でした。

確かにそこだけみるとプラスの評価は難しい推移だったのですが、ここが罠なのでした。

 

この時は入社1年目ではありましたが、数字は強いほうだったのと前任者が余りにも○○なやつでひどい有様だったこと、グランドオープンから丁度1年が過ぎ、勿論その時の売上の維持なんて出来るわけもなく、徐々に下がり売上の安定期になっていたという多くの要素が重なり改革に丁度良い時期での配属だったんですよね。

いい意味でやりがいのある状態でしたし、やる気も溢れている時期でしたので配属からすぐに全員のスキルをチェックし、シフトの適正化と放置されていたアルバイトの育成に取り掛かりました。

結果として2ヶ月目には前任者の時には一人しかいなかった時間帯責任者を4人にし、自分が不在でも発注などの事務作業も任せられる状態にし、シフトも月間で100時間以上削減に成功していました。

今よりは最低賃金が低かった為に時給は900円ちょいでしたが、概算でも10万円以上は余裕で削減していました。

前述の面談は三ヶ月目だったのですが、翌月には更に1日平均で3時間はシフトを減らせる状態に仕上げていて、自店のみであれば半月出勤でも回る状態だったのです。

特に、ここはちゃんと残業代も出たのですが、そうなるとはっきり言って社員が入るよりもアルバイトだけで回した方が人件費は安くなるのです。

なので、上司の店が人手不足というのもあり毎月10日以上はヘルプに行っていました。

その為、本来であれば前述以上に利益には反映されていて然るべきだったのですが現れていません。

そんな感じだったので、頭の中は「???」で言い返すことはおろか、質問も出来ませんでした。

確かに会社がちゃんと出している数字に結果として出ちゃってますからね。

そんな疑問が氷解したのは、その店舗と上司から離れた数ヵ月後でした。

その時の新たな上司は、人間性の部分で揉める事もありましたが、同い年というのもあり、また冬のボーナスで100万貰えるレベルの人だったので色々と裏話も含め話していけたのですが、そこで衝撃の事実を知ってしまったのです。(辞めようと思った一因でもあります)

アルバイトがヘルプに行った際には当然ながらヘルプに来てもらった店舗が給料と交通費を支払います。

ところが、社員ヘルプに関しては給与計算も煩雑になることもあるかとは思いますが、給料も交通費(定期代でしたが)も自店に乗るという事でした。

 

はい

ちょっと振り返ってみましょう

確かにシフトは大幅に削減していました。

アルバイトの方が人件費は安く済みます。

毎月10日以上上司の店にヘルプに出かけています。

その分、自店の人件費はかなり浮く計算でした。

 

お分かりでしょうか・・・

そう!

浮くはずの自分の人件費がまるっと自店に乗っていたのです。

そりゃあ、自店の人件費が浮くわけもなく、むしろ上がるわって話です。

 

そして、上司の店は自分がヘルプで行った分の人件費は浮き利益が上がるという悪魔のシステム

 

それが「何もやっていない」というPL上での評価となってしまったのです。

もし、自分がこの時にその知識を持っていたら・・・

 

無知は罪ではないとは言いますが、無知であると大損に繋がります。

 

今回は、知らないとこんな事も起こりうるよという経験則を知ってもらいたいというのもありますが、こういう内容を見て数字に興味を持ってもらえたらなぁという思いで記事に起こしてみました

 

まぁ、こういう事も経験したからブラックで働きつつも上司たちに刃向かえる知識等を身につけられたし、その重要性も身に染みる事が出来たので悪くはなかったのかなと思わなくもない・・・訳はないですねwww

 

普通にムカつきますwww

だって、ここのボーナスの査定はAやB、B-などの段階があるのですが、ひとつ違うだけで5万以上差が出ますし、前出の移動先の上司の評価の時と比べると15万位差がありましたからね

 

そんな大損をし、後悔しないためにも是非PLとまでは言いませんが数字に興味を持ってみてくださいな

 

次はPLの別項目を書こうと思います。

 

・・・・・・・・時間が出来ればねwww

 

では、お付き合いありがとうございました